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ハシビロコウの大きさは?身長・翼・体重を人やほかの鳥と比べる

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ハシビロコウの大きさは、立った高さが小学生くらいです。翼を広げると、大人が両手を広げた長さの1.5倍ほどになります。

あらすじ

この記事では、次の11項目を順に説明します。

  1. ハシビロコウの大きさはどれくらい?
  2. ハシビロコウの大きさを人と比べると?
  3. ハシビロコウはほかの大きな鳥と比べて大きい?
  4. ハシビロコウの翼はどれくらい大きい?
  5. ハシビロコウはオスとメスで大きさが違う?
  6. 世界の動物園のハシビロコウはどれくらいの大きさ?

ほか5項目は下の目次から。

草の中に立つハシビロコウの上半身
草の中に立つハシビロコウの上半身写真: veverkolog / Pixabay Content License
目次
  1. ハシビロコウの大きさはどれくらい?
  2. ハシビロコウの大きさを人と比べると?
  3. ハシビロコウはほかの大きな鳥と比べて大きい?
  4. ハシビロコウの翼はどれくらい大きい?
  5. ハシビロコウはオスとメスで大きさが違う?
  6. 世界の動物園のハシビロコウはどれくらいの大きさ?
  7. ハシビロコウのヒナはどれくらいで大人の大きさになる?
  8. ハシビロコウの大きさの数字が資料で違うのはなぜ?
  9. ハシビロコウのくちばしと足はどれくらい大きい?
  10. 大きなハシビロコウにはどこで会える?
  11. 出典

ハシビロコウの大きさはどれくらい?

立った高さは110〜140cm、翼を広げると230〜260cm、体重は4〜7kgです。

数字は、資料によって少しずつ違います。ここでは、鳥類図鑑の値と、動物園が公式に出している値を並べました。

部分鳥類図鑑の値動物園の公式の値
立った高さ(体高)110〜140cm(最大152cm)1.07〜1.5m(ダラス)
全長(くちばしの先から尾の先まで)100〜140cm1.0〜1.4m(上野)
翼を広げた長さ(翼開長)230〜260cm2.5m(上野)、平均2.33m(ダラス)
体重4〜7kgオス約5.6kg、メス約5kg(上野)
くちばしの長さ18.8〜24cm14〜28cm(上野)、20〜25cm(ダラス)

「上野」は上野動物園の動物図鑑、「ダラス」はアメリカのダラス・ワールド・アクアリウムの紹介です。

ポイントはここです。立つと小学生くらい、翼を広げると2m半前後。立っている姿は細く見えますが、翼を広げると体の大きさがよく分かります。

170cm 140cm 110cm 大人(170cm)ハシビロコウ 翼を広げた長さ 230–260cm 大人が両手を広げた長さ ≈170cm
図:ハシビロコウの大きさを大人と比べると(体高110〜140cm・翼開長230〜260cm)

ハシビロコウの大きさを人と比べると?

立った高さは、日本の5〜10歳くらいの子どもの平均身長と同じくらいです。

文部科学省の学校保健統計調査(2024年度)の、全国の平均身長と並べてみます。

年齢男子の平均女子の平均ハシビロコウと比べると
5歳110.6cm109.6cm小さめのハシビロコウ(110cm)とほぼ同じ
8歳128.5cm127.7cm立った高さの真ん中あたり
10歳139.7cm141.1cm大きめのハシビロコウ(140cm)とほぼ同じ
12歳154.0cm152.3cm記録の最大(152cm)とほぼ同じ

日本では、5歳の子が並ぶと小さめのハシビロコウ、10歳の子が並ぶと大きめのハシビロコウと、目の高さがそろう計算です。海外の読者の方は、自分の国の子どもの身長と比べてみてください。

翼を広げた長さは、230〜260cmです。大人が両手を広げた長さは、身長とほぼ同じです。身長170cmの大人と比べると、約1.4〜1.5倍になります。

大人(身長170cm)と並ぶと、ハシビロコウの頭は、おおよそ大人の胸から肩の高さにきます。上の図でも並べたので、比べてみてください。

体重の4〜7kgは、2Lのペットボトル2本から3本半くらいです。同じ統計で5歳男子の平均体重は19.0kgなので、その約2〜4割しかありません。背の高さのわりに、とても軽い鳥です。

ハシビロコウはほかの大きな鳥と比べて大きい?

背の高さは、世界最大のサギやアフリカハゲコウに近い大きさです。体重は、モモイロペリカンの半分ほどです。

鳥大きさ体重翼を広げた長さ
ハシビロコウ立った高さ110〜140cm4〜7kg230〜260cm
ゴライアスサギ(世界最大のサギ)全長1.2〜1.5m4.3〜4.5kg約2m
アオサギ全長84〜102cm(省略)155〜175cm
アフリカハゲコウ立った高さ約1.5m平均8〜9kg(資料に記載なし)
モモイロペリカン全長137〜168cm約9〜12kg約2.7〜3.4m

ほかの鳥の数字は、ミシガン大学の動物図鑑(Animal Diversity Web)によります。「全長」はくちばしの先から尾の先までの長さで、立った高さとは違うので注意してください。

表から分かることを、鳥ごとに見てみます。

  • ゴライアスサギ:いま生きているサギでいちばん大きい鳥。体重はハシビロコウとほぼ同じだが、翼はハシビロコウのほうが大きい
  • アオサギ:日本の川や池でも見られるサギ。翼を広げてもハシビロコウより55cm以上短い
  • アフリカハゲコウ:ハシビロコウと同じアフリカにすむコウノトリの仲間。背の高さは近いが、体重はハシビロコウより重い
  • モモイロペリカン:表の中でいちばん重く、翼もいちばん大きい。群れで魚を追いこむ鳥

ポイントはここです。ハシビロコウは、背が高く翼も大きいのに、体重は軽めの鳥です。

ハシビロコウの名前には「コウ(コウノトリ)」がつきます。けれども、いまはペリカンに近い仲間と考えられています。くわしくはハシビロコウの仲間で紹介しています。

ミシガン大学の動物図鑑によると、ハシビロコウは水が深い場所では、しっかりした浮き草の上に立って狩りをします。

コウくん

ここからはコウくんの推測です。ハシビロコウは、ゴライアスサギより翼が大きく、ペリカンよりずっと軽い鳥です。大きな体のわりに軽いことが、浮き草の上に立つのに役立っているのかもしれません。体が重すぎたら、浮き草ごと沈んでしまうのかも。

ハシビロコウの翼はどれくらい大きい?

翼を広げると230〜260cmあります。上野動物園の図鑑は2.5m、ダラス・ワールド・アクアリウムは平均2.33mとしています。

世界最大のサギのゴライアスサギは、翼を広げて約2mです。ハシビロコウの翼は、それより大きいことになります。

両方の翼を大きく広げたハシビロコウ
両方の翼を大きく広げたハシビロコウ写真: Quartl / CC BY-SA 3.0

ふだんは翼をたたんで立っているので、この大きさに気づきにくい鳥です。暑い日や飛ぶ前に翼を広げたときが、大きさを実感できる瞬間です。飛び方はハシビロコウは飛ぶ?で紹介しています。

ハシビロコウはオスとメスで大きさが違う?

違います。オスのほうが大きく、くちばしも長い傾向があります。

鳥類図鑑の値では、平均の体重はオスが約5.6kg、メスが約4.9kgです。上野動物園の図鑑も、オス約5.6kg、メス約5kgとしています。

神戸どうぶつ王国は、2021年に2羽の大きさを発表しています。

  • ボンゴ(オス・当時推定8歳):体重約6〜7kg、体高約140cm
  • マリンバ(メス・当時推定5歳):体重約4〜5kg、体高約130cm

2025年に神戸どうぶつ王国へ来た若いペアも、オスのサカラが大きく、メスのクラルが小さいと紹介されています。上野動物園の4羽でも、オスのハトゥーウェが「体もくちばしも一番大きい」とされています。見分け方はハシビロコウのオスとメスの見分け方でくわしく紹介しています。

世界の動物園のハシビロコウはどれくらいの大きさ?

公式に紹介されている体重は、どれも4〜7kgの範囲に入っています。

個体(施設・国)公式の記録
ボンゴ(神戸どうぶつ王国、いまは那須どうぶつ王国・日本)約6〜7kg、体高約140cm(2021年の発表)
マリンバ(神戸どうぶつ王国・日本)約4〜5kg、体高約130cm(2021年の発表)
ささ(高知県立のいち動物公園・日本)平均体重約6kg。月に1回、体重を量っている
ビル(泗川アラマル水族館・韓国)約130cm、約7kg
パイリ・ダイザの紹介(ベルギー)平均5.5kg、くちばし約25cm×10cm
プラハ動物園の紹介(チェコ)高さは最大150cm、翼を広げると2.5m

個体の情報は、2026年10月時点で確かめた公式情報です。年齢は推定で、発表の時点のものです。日本の各施設の個体は、ハシビロコウに会える動物園で紹介しています。

ハシビロコウのヒナはどれくらいで大人の大きさになる?

生まれて3か月ほどで、体重5kg・背の高さ1mをこえた記録があります。

アメリカのズータンパでは、2009年12月に北米で初めてヒナがかえりました。2010年の報告に、そのヒナの育ち方が残っています。

生まれてからの日数体重
39日1.77kg
47日2.54kg
69日4.40kg
89日5.08kg(背の高さ100.8cm)

このヒナがかえった卵の大きさは、報告にありません。同じつがいが最初に産んだ卵(巣の中で割れてしまった卵)は、長さ9.0cm・幅5.75cm・重さ102gでした。卵のことはハシビロコウの卵で紹介しています。

野生では、ザンビアの研究で、巣立つころのヒナの体重が約5.7kgと報告されています。

ミシガン大学の動物図鑑によると、野生のヒナは次のように育ちます。

  • 生まれたときは、銀色がかった灰色の綿毛におおわれている
  • 約60日で羽がそろう
  • 約95日で巣立ち、105〜112日ごろによく飛べるようになる

巣立ちまでの育ち方はハシビロコウの赤ちゃん、若い鳥の見た目はハシビロコウの子供をどうぞ。

コウくん

ここからはコウくんの推測です。100gほどの卵を産むつがいのヒナが、89日で5kgをこえるまで育ちました。巣立つ前に、もう大人の体重の範囲に入っているわけです。湿地では、巣を出たらすぐに大人と同じように立って歩けることが、大事なのかもしれません。

ハシビロコウの大きさの数字が資料で違うのはなぜ?

測った鳥の性別や年齢、測り方が違うからです。とくに「どこからどこまでを測ったか」で、数字は大きく変わります。

この記事の数字だけでも、次のような違いがあります。

  • 「立った高さ」と「全長」は別の長さ。全長は、くちばしの先から尾の先までを測る
  • オスはメスより大きい。どちらを多く測ったかで、平均の値が変わる
  • 若い鳥は、まだ育ちきっていない。ズータンパのヒナは、89日目で背の高さ100.8cmだった
  • くちばしの長さは、図鑑では18.8〜24cm、上野動物園の図鑑では14〜28cmと幅が違う

数字を見るときは、「何を測った値か」を確かめるのがコツです。この記事では、幅のある値はそのまま幅で書いています。

ハシビロコウのくちばしと足はどれくらい大きい?

くちばしは長さ20cm前後、足の真ん中の指は17cm前後あります。

くちばしの長さは、鳥類図鑑の値で18.8〜24cmです。ダラス・ワールド・アクアリウムは、幅を10〜13cmとしています。くわしくはハシビロコウのくちばしで紹介しています。

正面から見たハシビロコウの顔(ドイツ・ヴァルスローデ世界鳥類公園)
正面から見たハシビロコウの顔(ドイツ・ヴァルスローデ世界鳥類公園)写真: Olaf Oliviero Riemer / CC BY-SA 3.0

足は、すねのように見える部分(ふ蹠=ふしょ)が21.7〜25.5cmです。真ん中の指は16.8〜18.5cmで、大人の手のひらくらいあります。長い指のひみつはハシビロコウの足をどうぞ。

大きなハシビロコウにはどこで会える?

日本では8施設で15羽(2026年10月時点)、世界では20施設ほどの動物園で会えます。野生のハシビロコウは、アフリカにしかいません。

日本でハシビロコウがいる8施設は、次のとおりです。

  • 上野動物園(東京都)
  • 那須どうぶつ王国(栃木県)
  • 千葉市動物公園(千葉県)
  • 掛川花鳥園(静岡県)
  • めっちゃおもろい動物園(滋賀県甲賀市)
  • 神戸どうぶつ王国(兵庫県)
  • 松江フォーゲルパーク(島根県)
  • 高知県立のいち動物公園(高知県)

世界で初めて動物園でヒナがかえったのは、2008年のベルギーのパイリ・ダイザです。体の大きさだけでなく、こうした繁殖の記録も少しずつ積み重なっています。

日本の15羽のうち、上野動物園の2羽は繁殖のため非公開の施設へ移る予定です(10月26日の予定は延期・日は未定、2026年10月23日時点)。千葉市動物公園は、2028年春ごろまで展示を休んでいます。出かける前に、公式情報を確認してください。

コウくん

背の高さを実感するなら、横から全身を見るのがおすすめです。近くの柵や植物と比べると、大きさがよく分かります。

日本の会える場所はハシビロコウに会える動物園、世界の会える場所はハシビロコウに会える場所、野生はアフリカで野生のハシビロコウに会うで紹介しています。

出典

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